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■ 11月29日 雨ときどき晴れ一時突風場合によりアラレ |
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なんとも今日はムチャクチャな天気となっております。
さて、当窯元では陶芸体験(一日体験教室)の募集を随時行っているわけですが、やはり季節によって繁忙期・閑散期があります。5月の連休明けぐらいから増え始め、6月・7月にピークを迎えて8月はやや落ち着き、そしてまた9月・10月と2度目のピークを迎えた後は激減してしまいます。寒くなってくると、わざわざ片田舎まで行って冷たい粘土と格闘するよりも、のんびり温泉に入って鍋料理でもつつきたくなるからでしょうか。
そんな閑散期を迎えつつあった10月の終わりから11月上旬、陶芸体験のお客様が連日のようにやってきたのです。2週間で200人以上。横須賀の物産展から帰ってくるや否や、悲鳴を上げていた原因のひとつがコレだったりするのですが。
そして、ようやく今日、陶芸作品を焼き上げる全ての段取りが終了し、2〜3日後には完成品となって窯から出てくる...のですが。
分類がこれまた大変なんですね。推定500個。過不足なくお客様の手元に届けるために、もう一仕事待っているのです。もちろん、過不足なんてあろうものなら大騒ぎです。今日のようにムチャクチャな天気なんてどうでもよくなることでしょう。(そうならないよう願うばかりですが)
過不足以外にも、「焼いたら(窯の中で)割れちゃった」というのが時々あります。割れたというよりは、大きくヒビが入ったというのが多いのですけれど。
作陶していったお客さんの多くは不慣れですから、作品が歪んだりヒビが入ったりするのは当然のことです。作った直後は問題なくても、自重や乾燥によって後でヒビが入ったり割れたりすることも珍しくありません。そういったものは可能な限り補修するようにするのですが、最後の最後(本焼きの窯の中)で割れたりヒビが入ってしまったものはどうすべきか、悩みどころです。
1.こちらで作り直す(2〜3週間かかってしまいます)
2.そのまま渡す(お客さんによってはクレームがきます)
う〜〜ん。
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■ 11月23日 |
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気づいたら前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。とりあえず忙しかったことにしてもらえると幸いです。
既にトップページで宣言しているとおり、来年1月は3箇所の物産展に出店することとなりました。業者によっては4箇所の物産展に出店し、1月は百貨店にべったりという所もあるみたいですが、我々はそこまではしないことにしました。売るだけじゃなく、作ったり焼いたりしなくてはいけないからです。
ちなみに、1月は新宿小田急→川崎さいか屋→渋谷東急→藤沢小田急の順番で秋田の物産展が開かれる模様です。
周囲の人に話すと「大変だね」「頑張ってね」などと言われるのですが、場合によっては物産展に行かない方が大変なのかもしれません。というのも、楢岡にいると雪寄せや雪下ろしが必須となるでしょうし、仕事の面でも冷たい水や粘土を扱ったり、寒い部屋での作業があったりと雪国ならではの苦労があるからです。見方を変えれば、物産展に出店するということは「寒さから逃げて南の国へ一時避難する」と言う事もできそうです。
とは言え、寒さや雪の最盛期である2月はずっと楢岡にいますけど。
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■ 11月10日 やや晴れ |
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先月末から横須賀に行ってきたのですが、その間工房を留守にすること9日。帰ってきたら仕事が山ほどたまってました。で、ウンザリしてたらいつの間にか上旬が過ぎようとしているではありませんか。先日はアラレも降ったし、そろそろ冬モードに突入です。
さて、雪が降る前にしておかなきゃいけないこと、いろいろありますよね。冬囲い、タイヤ交換、恋人探し(違うか)。
当工房では、粘土(原土)の移動があるのです。採取してきた粘土は工房脇に一旦おいておくのですが、雪が積もると使えなくなります。そこで、冬の間だけ使う分の粘土を工房内に移動しておくのです。
最近ずっと天気悪いし、天気予報を見てもしばらくは晴れないらしいけど、今日は予報に反して良い天気でした。絶好の(次の次の次ぐらいの)粘土移動日和です。
というわけで、汗をかきながら、泥だらけになりながら、粘土を運びました。明日は間違いなく筋肉痛ですね。
窯元といっても、作るだけが仕事じゃないのです。
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