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8月18日

 今日は雨だそうです。でも、降ったのは秋田県の中央と北部のエリア。ここ南部はそれほど降りませんでした。それよりも蒸し暑くなったことが大変。

 窯詰めという仕事があります。素焼きをし、釉薬をかけた品物を窯の中に詰める作業なのですが、その際に品物と棚板との接着をさけるためにアルミナというものを塗ります。しかしそのアルミナが品物の表面に付着した状態で焼いてしまうと、確実に欠陥品となって焼きあがるため、そうならないように注意して作業する必要があります。

 そして、その窯詰めの最中は扇風機も禁止となります。アルミナが舞い上がって品物に付着するのを避けるためです。ところが、今日のような蒸し暑い日に扇風機を禁止されると、それはそれは地獄のような作業と化すのです。

 せめて換気でも...と思って窓を開けようかと思ったけれど、目の前ではゴミを焼いてるではありませんか。何を焼いてるか知りませんが、煙が目に染みて鼻を突きます。なので、もちろん窓は完全シャットアウト。つまり、仕事場はかなりの地獄。ここまで苦労する窯詰めも珍しいものです。

 多くの人は、陶磁器というのはサッと作ってパッと焼いてハイ完成♪というようなイメージを持っているようですが、たとえば今回の窯詰めひとつをとってみても涙なしでは語れないような作業が存在することを知ってほしいものです。

 涙の原因は隣のゴミ焼きの煙かもしれませんが。

8月17日

 予報では、今日まで猛暑だそうです。

 もう2ヶ月ぐらい前の話でしょうか。道路の拡幅工事の話が舞い込んで来ました。

 当窯元に車でいらっしゃった方はご存知かと思いますが、国道13号線から来る場合でも105号線から来る場合でも、お世辞にも楽チンな運転であるとは言えません。前者は3つの急カーブがあり、後者は細くくねった道を通らなければならないのですから。

 さて、その拡幅工事ですが、どうやら当窯元の前の急カーブを緩やかにして道幅を広げるような感じになりそうです。ドライバーの方には朗報かっ? と思いきや、当窯元の駐車場も多少削られるみたいです。駐車台数にして2台ぐらいでしょうか。

 駐車場そのものはさほど広くありませんので、駐車スペースが2台分狭くなるとなかなか影響が大きそうです。ましてや、陶芸教室の時や窯出しイベントの時など、一度に多数のお客様がいらっしゃるときには売上に響くことだって考えられます。しかも、今年や去年のような大雪に見舞われた場合、雪を寄せる場所がますます狭くなってしまいます。

 などなど、マイナス要因をできるだけリストアップして、賠償として請求できないものでしょうかね。たぶん無理ですが。

8月16日

 ここ秋田でも暑い日々が続いております。一般に、秋田県人も含め北国の人の体質は、多少の寒さには強くても猛暑にはめっぽう弱いようです。もちろん、ワタクシも例外ではなく。

 作陶はもちろん、ほとんどの仕事は屋内で行います。ただでさえ都市部に比べて涼しい土地だというのに(田んぼや川、緑があるからでしょう)、さらに屋内での仕事とくれば普通は快適なはずなのですが、最近の現実は快適とは程遠い暑さとなっています。ここまで猛暑が続くのは珍しいと言えるでしょう。

 そして今現在、もちろんバテてます。もしかしたら、7月に登り窯を焚いた時点で夏バテしてしまったかもしれません。
 振り返れば、その登り窯は無事に終えることができました。夏の登り窯には一般の方々の作品も入れて焼くというのが恒例となってますが、それらの作品をキチンと焼くというのは結構なプレッシャーがかかります。電気窯やガス窯等と違い、薪を使う窯は焼きあがりが不安定な上に欠陥も生じやすいですから。特に、去年の夏の登り窯の焼き上がりがこれ以上ないというぐらいに上出来だったことがそれに拍車を掛けましたね。

 なので、全てが終わって、しかも良い結果と知った時の開放感はそれはそれは爽やかなものでした。と同時に疲労がどっとやってきたのですが。ケガや筋肉痛以外に、ダルいとか疲れやすいとか、登り窯が終わると毎回しんどい日々が続くのですが、これってもしかして人より早く夏バテしてたのかなと、そんなことを考えてしまうのです。


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