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10月30日

 展示場BGM、結局 iPod nano に落ち着きました。


10月29日

 ワラ灰の水洗いもそろそろ終わってよさそうな感じになってきました。約1週間、ほぼ毎日ホースで水をかけて灰のアルカリ分(水に溶けるものだけ)を抜いてきたのです。それを今度は屋内に運び、約1年かけて乾燥させて終了です。(本当は来年の夏ぐらいから部分的に完全乾燥して使用できるようになります)

 一方で、展示場(お店部分)に設置してあってミニコンポが壊れてしまいました。頑張れば直せるかもしれませんし、高額な修理費を払って直すという選択肢もあります。別のものに置き換えるという選択肢については、今までのがCDの3枚チェンジャーだったので、グレードダウンしない程度のものがいいと考えています。1枚のCDを繰り返し流すのは、お客さんはよくても店員(我々)はあまり気分いいものではありませんので。


10月26日

 天気予報では晴れのち雨。実際の天気も晴れのち雨。なんだかうれしくなってしまいます。
 今日から本格的に水挽き(ロクロ製作)を再開しました。と言っても他にも仕事があるので1日中それに専念というわけにはいきませんでしたが。
 まずは結婚式の引き出物の製作。これは十分に時間があるので問題ないはずです。しかし、場合によっては「2週間でお願いします」なんて平気で言ってくるお客さんもいるんですね。無茶をすればなんとかなる場合が多いので承ってしまうのですが、無事完納するまでのプレッシャーは相当なものになります。もし失敗したり数が足りなかったりしたら大変ですから。まさか「結婚式を延期してください」なんて言えませんし。
 記念品といえば他にも卒業記念品や大会商品などの注文を受けたりもしますが、やはり贈る側の気持ちの強さを考えると、結婚式の引き出物が最もプレッシャーがかかるのかもしれません。
 もちろん、他の記念品であっても通常の商品であっても手を抜いたりはしませんけど。


10月25日

 今日も快晴。藁灰と楢灰(どちらも釉薬の原料)の調整というか手当てを行いました。
 藁灰は、何度も上から水をかけてアルカリ分を除く作業、楢灰は水簸(すいひ)という技法を用いて粒度を選定する作業。どちらも屋外で行うため、今日は絶好の天気となったわけです。さすがに夕方5時ぐらいから暗くなってきましたが。


10月24日

 一昨日は窯出しでした。結論から言って、二部屋改築した割にはマズマズの出来だったと思います。
 高さ80cmぐらいの天水瓶は2つ入っていたのですが、片方がやや焼け不足な感があるものの、概ね満足のいく結果でした。ただ、窯の天井から目地粘土の一部が落ちてきて(ボロが降った、と言います)天水瓶の一部に付着してしまい、ちょっと手にひっかかるような部分が出来たことが残念と言えば残念です。


10月21日

 まだ窯焚きの疲労感やらアチコチの痛みがやや残っているものの、今日は大勢の陶芸体験のお客様をお迎えして、それはそれは大変な賑やかな一日となりました。


10月20日

 おととい(18日)は攻め焚きでした。登り窯最下部の焚き口(大口)での薪投入は終了し、各部屋の脇に設けられた小さめの焚き口(小口)から薪を投入し、一部屋ずつ焼き上げていきました。

 今までのデータを見ると、一部屋あたりの攻め焚き時間は約5時間。四部屋あるので、合計20時間ぐらいかかっていました。ところが今回は三番窯・四番窯は出来たばかり。湿気が十分に残っているものと想像され、いったい何時間かかるのか、どのように焼けていくのかが未知数でした。

 しかし、いざ焚いてみると、一番窯は4時間あまり、二番窯は3時間あまり、三番窯は5時間、四番窯は4時間で終了してしまいました。確かに三番窯・四番窯は勝手が違うこともあって焚き難かったけれど、それでもなんとかまとめることができ、終わってみればゼーゲルコーンもきちんと倒れてくれたので、なかなか上手くいった窯焚きだったものと思われます。

 さて、こんなにも順調に焚き終えることができた理由は何でしょうか。以下の選択肢の中からお答え下さい。

 1. ワタクシの日頃の行いが良かったから
 2. 窯詰めをした人(つまりワタクシですが)が素晴らしかったから
 3. 窯焚きをした人(つまりワタクシですが)が素晴らしかったから


 な〜んて。でも、窯出しするまで結果は分かりませんから。
 窯焚きでの手ごたえはありましたが、それでも窯出しまでの不安や緊張は続きます。
 よく「窯出しが楽しみでしょう?」「待ち遠しいでしょう?」なんて聞いてくる人がおりますが、そのような心境になるのは趣味でやっている人だけです。我々プロというか陶芸を仕事としてやっている人は楽観視することなんてありません。いい意味でも悪い意味でも、予想を裏切る結果になったことが数多くありますから。それだけ、窯や炎は人知を超えたものと言えるのかもしれません。

10月17日

 今日は窯焚き2日目。「本焙り(ほんあぶり)」と言ったりもします。昨日はあくまでも窯を温めて蒸気を抜くための焼きでしたが、今日からはいよいよ本格的に温度を上げていきます。

 と言っても急に上げていくわけではなく、ゆっくり徐々にといった感じです。日付が変わる頃には1000度ぐらいでしょうか。明日の朝には1100度ぐらいになっているはずです。


10月16日

 今日は朝から窯の入り口(?)を塞ぐ作業。しかし、窯の修理作業の影響によりレンガの勝手が異なり、やや手こずってしまいました。

 レンガと一口に言いましても、様々な種類があります。普段よく目にする「赤レンガ」は窯の材料には使わず、もっと窯焚きに適したレンガを使用します。それも、レンガには大きく2種類ありまして、「耐火レンガ」と「断熱レンガ」とがあるのです。
 今回、窯を塞ぐのに使用したレンガは耐火レンガなのですが、まずレンガの大きさがいくつかあります。直方体のレンガだけでなく、「セリレンガ」と呼ばれる、断面が台形をしたレンガさえもあります。加えて、レンガの種類によって熱に対する強さが違います。より高温に耐えるレンガは熱くなる部分に、そうでもないレンガは熱くなりにくい部分に使用する...というように使い分けていくのが理想です。
 しかし今回の窯の修理によって、アッチのレンガがコッチに移動してあったり、コッチのレンガが既に窯の一部として使われていたりして、なかなか理想の状態にレンガを積み上げにくかったことが、予定よりも時間がかかった原因のひとつではないかと思っています。

 そしてようやく午後3時、窯に火が入りました。

10月15日

 今朝も早くから施釉。と言っても、三番窯のメインである天水瓶の施釉が2個だけ。ちなみに天水瓶は直径60cm以上、高さ80cm以上の大瓶なため、施釉するのも一苦労でした。

 そして、無事に三番窯・四番窯ともに窯詰め終了。明日はいよいよ入り口を塞いで点火します。


10月14日

 昨夜は予定していたところまで施釉が終わらなかったので、今朝早くから施釉再開。

 その分だけ窯詰め開始が少し遅れたけど、窯詰め自体は順調に行ったので一番窯・二番窯ともに詰め終わることができました。


10月13日

 明日から窯詰めに入る予定なので、施釉に専念できるのは今日が最後。

 とは言え、午後から団体様の陶芸教室が入っていたのでその時間帯は作業が進まず。しかも、陶芸教室終了後はお客さんの応対に引っ張られてしまい、仕事に戻れたのは暗くなってから。


10月12日

 今日は特にイベント(陶芸体験とか)がなかったため、施釉に専念できる時間が多かったです。

 登り窯用最終素焼きも予定通りスタート。


10月11日

 素焼き窯焼成中。足付板皿や大片口など、ヒビが入りやすい品が入っているため、丁寧に焼かなくてはいけません。

 地元の小学生が、授業の一環として見学・質問・陶芸体験にやってきました。


10月10日

 今日はかつて「体育の日」だった10月10日。統計上、最も晴れる日と言われております。(秋田は違うかもしれませんが) 天気予報を見ても、晴れマークが並んでおりました。
 そんなわけで、品物を天日で乾かそう! と思い、まだ乾ききっていない製品を外へ。そしたら11時半になって雨粒がポツポツと。慌てて製品を屋内にしまったところ、今度は晴れてきたので再度外へ。通称「いたずら雨」と呼ばれる気まぐれな空模様に翻弄されたお昼前のひとこまがありました。

 それ以外の時間帯は、主に施釉を行っておりました。といっても、登り窯用のではなく、ガス窯用(注文品)のを。
 早朝に来た一本の電話で大きな動揺を受けてしまい、仕事のパフォーマンスが少々落ちてしまった感もあるとかないとか。

 登り窯の窯詰めは日曜日から開始する予定です。

10月9日

 もはや更新も月に一度あるかないかになってしまったこのコーナー。
 ある程度はっきりとしたテーマについて、ある程度のボリュームにして書かなきゃと思うがために更新頻度が極端に落ちてしまったと言っても過言ではありません。

 というわけで、しばらくは日記風に手短く書いていってみようかと思います。いつまで続くかはわかりませんが、一行でもいいから何か書くという気楽さは更新頻度を上げるひとつの材料になるのではないかと。

 というわけで、まずは今日までの状況を箇条書きに。

・登り窯は8月初頭に分解し始め、三番窯・四番窯・煙道の撤去作業が8月末に終わる
・9月上旬から外したレンガの掃除作業(付着した目地土などを落とす)を初め、2週間ほどで終わる
・同じく9月上旬から窯を組み始め、10月上旬にほぼ完成する
・9月中旬、秋の登り窯の決行および日程が決まり、通常注文と並行して登り窯用の製作も始める
・同じく9月中旬、登り窯用に高さ80cmの天水瓶を2つ製作開始。10月上旬に素焼きを行い成功する
・9月下旬頃から登り窯用の製作に本腰を入れる
・先週、登り窯用の棚板準備が始まる
・現在、登り窯用の最終素焼き(12日)に向けて、製作の追い込みがピークを迎える


というわけで、登り窯一色です。
それではまた明日。(覚えていたら)


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